「斎藤支持者にとって県民局長は悪」支援者の証言

『チームさいとう』と名づけられた、斎藤知事の支持者があつまるチャットに参加していた女性。知事選における二馬力選挙の実態を証言する。

『チームさいとう』に参加していた女性
「斎藤支持者にとって県民局長は悪なんですよ、敵なんですよね。県民局長の告発によって、斎藤さんははめられた、知事をやめさせられることになった。その県民局長のことを悪しざまに言ってくれる立花さんは斎藤支持者にとっては、援軍なわけですよ。

立花さんが真実を話してくれた、立花さんを応援することによって、本当は斎藤さんは正しかったということを兵庫県民に知らせる、知らしめる」

一部の斉藤支持者がとった方法は、立花氏のポスターを貼ることだった。

『チームさいとう』に参加していた女性
「斎藤さんの街宣場所にいれば、立花候補がその場所に来て、立花候補のポスターをもらえるということは、このグループチャット内でみんな知ってたんです。

だったら立花さんのポスターを貼るお手伝いをしましょうみたいな。そういった議論がなされて、かなりのメンバーが(ポスター貼りを)していました」

チャットの履歴にも…

『立花さんのを貼りまくります!』
『立花孝志様ポスター貼付、下記を達成』
『立花さんが準備くださった1枠を無駄にできません』

選挙戦中盤には、立花氏が選挙ポスターの第二弾を発表。「元県民局長 自殺の真相」と題し、内容もさらに過激になった。

その頃『チームさいとう』のチャットでは、こんな投稿が…

『第二弾は明日から配られるそうです』
『来られない方は、NHK党のポスター関係者へ下記の情報お送りいただければ、ご郵送いたします』
『第一弾以上に盛り上げていこうじゃありませんか?』

この投稿をみて、ポスターについて立花氏側に問い合わせた男性は…

『チームさいとう』に参加していた男性
「今回立花さんが来ていただいて助かっているのでポスターを貼らせて下さいと、自分の名前・電話番号・住所を送りました」

すると立花氏の事務所から返信があり、二日後、自宅にポスターが届いたという。

『チームさいとう』に参加していた男性
「僕は10枚貰いました。9枚貼って、1枚は友人が欲しいというので残している」

――斎藤候補の支持者として、『チームさいとう』というチャットに入られていたわけですけれども、どういう気持ちでこれを張っていたんですか?

『チームさいとう』に参加していた男性
「本当のことを真相を知ってもらえれば、稲村さんではなく斎藤さんに入れることになるという予想がつくというか。正直、僕らが何とかしないといけない、という気持ちが強かったですね。斎藤さんがダメになってしまったら、兵庫県がダメになってしまう。それで正しい情報を拡散して、斎藤さんを当選させようっていうところですね」