海外からは地方都市の人気が急上昇中
シンガポールの旅行代理店を覗いてみると、パンフレットには東京や大阪といった大都市ではなく、淡路島や江ノ島といった地名が並んでいます。旅行代理店のスタッフによると、2025年は中国・山陰地方のツアーが大人気で、もうすぐ満席とのこと。桜の花見がとても人気です。
海外からは、東京や京都などの定番よりも、あまり知られていない地方都市の人気が急上昇中ですが、残念ながら“伊勢志摩”や“三重県”のパンフレットは店頭に設置されていませんでした。
なんとか志摩市に目を向けさせたいという今回の売り込み。行政と水産業者だけでなく、金融機関も期待をかけています。全国12行の地方銀行の頭取や会頭も視察。観光誘致の成功は、融資を増やすチャンスと期待を寄せます。
(名古屋銀行・藤原一朗頭取)
「現地の方が日本食や日本の料理に対して関心をもっているのは、大きいと思う。今あるチャンスをどう生かすかが、すごく大事だと思う」
(志摩市・橋爪政吉市長)
「志摩市の“食”や“特産品”のポテンシャルの高さや、志摩の素晴らしさを私も感じた。例えば旅行商品の造成なども、旅行会社とコンタクトをとりながら進めて、一人でも多くのお客様に来ていただけたら」