【1】親の葛藤
「学校に行きたくない」親はどうする?

はじめに、スタジオにいる生徒役の大人の方たちに、もし子どもが「学校に行きたくない」と言ったら学校へ「行かせる派?」・「行かせない派?」を問い、それぞれの考えを共有しました。

▼行かせる派・・・6人
・家では得られない貴重な体験ができる
・学校に行くのが当たり前、行きたくないはわがままという思い込みがあった
・社会に出る前に訓練できる良い場

▼行かせない派・・・9人
・つらい時や足が進まない時は一旦休憩をさせる
・学校以外にも学びの場があればいい

そこで、実際に不登校になったケースを紹介しながら、子どもへの適切な対応について考えました。

ケース(1)~担任の先生の対応で~

===経緯===
1.給食中に友達とじゃれあっていると、友達の手が腹部に当たり、口に入っていたものを出してしまう
2.当時感染症が流行しており、おう吐物の処理に敏感だったことから迷惑をかけてすみませんとみんなの前で謝らせられた

担任の先生の対応が原因で不登校になってしまったといいます。

不登校生徒の親はー
本人は苦しいのにそういう状況になったためひどく傷ついてしまい、それがきっかけで学校に行きたくないという心境になってしまったと当時の様子を語りました。

そんな中、学校に行けるようになったきっかけは”クラス替え”でした。

不登校生徒の親:
息子の場合はきっかけがクラスと担任の接し方だったので、学年が変わって先生が変わった途端に人が変わったように元の息子に戻ってくれた

Q:学校や先生がよい対応をしてくれなかった時、あなたはどうしますか?

2歳児の母・こしょーこさん(仮名):
先生も人なので、完璧じゃないからこそ感情論でやりとりしてもしょうがないので、まず何が起きたのか事実確認をしつつお互いが歩み寄って解決方法を見つける。それが無理なのであれば、自分が形を変えて行動していく方がいいのかなと思いました。

ケース(1)では、クラスという環境が変わることで最終的に学校へ通えるようになりました。