12月23日の昼過ぎ、宮崎市で明るい流れ星のようなものを視聴者の方が撮影し、MRTに送ってくれました。
一方、延岡市では「爆発音のようなものが聞こえた」、「振動を感じた」という情報が寄せられました。
一体、どのような現象であったのか?MRTテレビ・ラジオで天気情報を担当する気象予報士の野田俊一郎さんに聞いてみました。
(聞き手:外種子田 結アナウンサー)
野田俊一郎 気象予報士
23日のお昼ごろ、さっと流れました明るい流れ星である「火球」が、なんと、この昼間に見えたという映像を視聴者の方から送っていただきました。

外種子田 結アナウンサー
隕石とかですか?
野田俊一郎 気象予報士
これが燃え尽きないまま地面に届けば隕石となるのですが、映像を見る限り、おそらく燃え尽きた状況にはなっているだろうと思われます。
昼間にこうして見えること自体かなり珍しいのですが、この同じぐらいの時間帯に、延岡市では、爆発音のようなものや振動が感じられたという情報がありました。

外種子田 結 アナウンサー
火球でも音が聞こえることがあるのですか?
野田俊一郎 気象予報士
かなり大きな火球になりますと、爆発音を伴ったり、衝撃波を伴うこともあります。
今回、昼間にかなり明るく見えてますので、かなり大きめの火球になっていると思いますので、可能性として「なくはないかな」とも思います。
しかしながら、宮崎市から見えた角度と、通常の流星が発光する高度を考えると、延岡よりも北で発光した可能性もあり、他の地域での"爆発音"のような音の情報もよくわからないので、関連ははっきりとはわからないところです。
宮崎県は本当によく晴れて、空気も乾いていたので、水蒸気も少なく、見えやすかったというのもあるかもしれません。
※MRTテレビ「Check!」12月23日(月)放送分から