◎冬道を走るときに積んでおきたいもの

記者の雪道3つ道具

記者のクルマに冬期間載せているものを紹介します。
まずクルマの周りなどに雪が多い時に使うスコップ、雪や氷をどかすには、先のとがった剣スコよりも先が平らな角スコがおすすめです。2つ目は作業のための手袋。手袋は全面的防水、防寒のものだと作業しやすくお勧めです。軍手で作業するツワモノもいますが、濡れると大変冷たいです。3つ目は、雪落としとスクレーパーがセットになったもの。長さが調整できるものが使いやすいです。

チェーンは持っていない人もいますが、雪に慣れていないドライバーにはあると安心です。金属、ゴム、樹脂、布など様々な材質がありますが、どれも効果があるとされています。あらかじめ装着の練習をしておくと、いざという時に慌てません。

◎チェーンをつけるタイミング
雪道に慣れていない場合、どのタイミングでチェーンを装着したらいいのか迷う場合があると思います。目安として、前から来る路線バスがチェーンをつけていたら、装着のタイミングです。志賀高原などに路線バスを走らせる長電バスでは「スキー場などに向かうバスでは、日陰や上り坂での安全のために、12月中旬ころからはチェーンをつけています」ということです。

なお、大雪特別警報など特に降雪が予想される場合では、スタッドレスタイヤでもチェーン装着が義務付けられた区間があります。

チェーン規制区間一覧 (国交省ホームページ)

高速道路では、上信越道、中央道、北陸道など5路線の一部区間、国道では7区間。新潟県や山形県など日本海側の一部の区間、広島県や愛媛県にもありますので、交通情報などに注意してください。

◎雪は降ろしてから出発
車の屋根の上に積もった雪。ひと手間かかりますが落としてから出発しましょう。走っているうちに、暖房で屋根が温まったり、気温が上がったりすると、フロントガラスをふさぐように雪が落ちてきたり、後続車に雪が飛んだりしてとても危険です。
長野県では、条例で屋根の雪を下ろさずに走ると違反となって、反則金を払わなければなりません(長野県道路交通法施行細則第14条3号)実際に検挙された例もあるので、面倒がらず雪をおろしてから出発しましょう

せっかくのホリデー、楽しく事故なく過ごしてくださいね。(➡1回目