事故で妻を亡くした男性「気を失っていたとしても、2人を殺した。最大限の処分を」
閉廷後、遺族がMBSの取材に応じ、重い刑罰を求めた。
事故で妻を亡くした男性(70代)「(呉被告には)まず素直に事実関係を認めていただきたい。きょうの被告の説明もちょっと頼りない、あやふやというかはっきりしないところがあるので、はっきりしていただきたい。咳をして気を失ったことがあるという事実があれば、今回もそういう事例が起こったのかなと思います。ただ、いつの時点で気を失ったのか、意識を失ってアクセルを踏んでしまったのか、単なる踏み間違いなのか。そのあたりが明確ではないということですね、本人の説明次第ですから」
呉被告の親族からは謝罪の申し出はあったものの、被告本人からの申し出はこれまでにないという。
事故で妻を亡くした男性(70代)「(謝罪の手紙も)書こうと思えば書けるのであって、あとは(被告)本人がその意識が強いか弱いかの差じゃないかと思います。はっきり言って私から見れば、車という凶器を使った2人への殺人事件なんです。気を失っていたとしても2人を殺したわけですから、冒頭にまずお詫びの言葉があってしかるべきじゃないかなと考えています。ところが、冒頭で『私は無罪です』と言われたので『この人はどんな考えをしているのかな』と思いました。(裁判所には)法律に基づいて最大限の処分をお願いしたい」
今後の公判の日程はまだ決まっていないが、医師の証人尋問などが行われる見通しだ。














