警視庁のサイバー犯罪対策課は大手ネット通販サイト「楽天市場」をめぐって、アカウントが乗っ取られ、他人が注文した買い物をさせられる被害の相談が半年ほどでおよそ400件に上っていると発表しました。
警視庁のサイバー犯罪対策課によりますと、去年7月から、「自身の楽天アカウントが乗っ取られて、他人のクレジットカードで商品を購入された」と相談が相次いでいるということです。
調べた結果、乗っ取られたアカウントはそれぞれ様々な中国の業者が使っているとみられ、不正に入手した業者とは関係ない他人のクレジットカード情報が登録されていることが分かったということです。
そして、これらの業者がアマゾンなどの別のインターネットサイトで受けた注文と同じ商品を、乗っ取った楽天市場のアカウントを使って購入し、注文した客に配送し利益を得ていたとみられることも分かったということです。
例えば、次のような例があったとしています。
30代の男性は去年ネット通販サイト「Qoo10」で中国の業者から7414円の缶酎ハイを注文しましたが、中国の業者側は乗っ取った楽天市場の30代女性のアカウントを使って男性が注文したものと同じ缶チューハイを購入し、男性の自宅に届けていたということです。
警視庁には、去年7月から今年1月までの半年間ほどで同様の手口による被害の相談がおよそ400件に上っているということです。
警視庁によりますと、少なくとも9つの中国の業者の関与が疑われるということです。
警視庁は通販サイトを利用する際に、「出品者の店舗の所在地や販売実績などを確認し、商品の値段が過度に安くないか注意してほしい」などと注意を呼びかけています。
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