謝罪の手紙を書かないのは「筆下手やから」代わりに法廷で謝罪、運転は「もうしない」

遺族への謝罪の手紙は、結局今に至るまで書いていないという。呉被告は、書こうという気持ちはあったものの、「筆下手だ」という回答を繰り返した。
検察官「遺族の方に謝罪の手紙を書こうという気持ちはなかったんですか?」
被告「思ったんですけど、拘置所で4か月缶詰にされたから...頭がポーっとして、考えられへんくなって」
検察官「弁護人に『代わりに謝罪文を書いてほしい』と頼みましたか?」
被告「いうてました。『文句を考えて』と。「筆下手やから、考えてくれ』って」
検察官「今自宅にいますよね。謝罪文を書こうとは思わなかったんですか?」
被告「...(数秒間沈黙したあと、首をかしげて)筆下手やからね」
初公判の冒頭で起訴内容の認否を問われた際には謝罪せず、「気を失っており無罪」などと主張した呉被告。この日は質問に答える形で、謝罪の言葉を口にした。
検察官「謝罪文を書く代わりに、何か今ご遺族の方に伝えたいことはありますか?」
被告「本当に悪いことをしたと思っています。すみませんでした」
検察官「事故を起こしたこと以外に、何が悪いと思っておられますか?」
被告「...(15秒ほど沈黙して)どういう意味かな」
検察官「事故を起こしたことを謝りたいということですが、どういうところを申し訳ないと思っていますか?」
被告「僕のせいで亡くなった方が...」
検察官「事故を起こしたことについて謝ると?」
被告「はい」
弁護人「今後、運転はしますか?」
被告「もうしないです。免許も返しました」














