“ぬめり”に潜む…お風呂や庭での感染対策は?
高柳光希キャスター:
「NTM」という菌は主に水回りや土壌などに生息しています。

日本で一番多い場所とされているのが浴室です。浴槽や給湯口、シャワーヘッド、また、台所や洗面所のシンクなどにも潜んでいます。しぶきやミストなどを吸い込むことで感染するリスクがあるということです。
そして、庭などの土壌では、家庭菜園やガーデニングなどで、砂ぼこりなどを吸い込むことで感染するリスクがあります。
どのように対策すれば良いのでしょうか。

お風呂では、▼追い炊きを避けることや、▼浴槽・給湯口を掃除してしっかりとぬめりを取る。▼シャワーヘッドは週に1~2回程度、スポンジやブラシなどで掃除をすると良いそうです。
家庭菜園やガーデニングでは、▼マスクを着用することで、菌を吸い込むリスクを減らすことができるといいます。
体重減少も注意 筋力を維持も重要

体重減少という症状もあり、信州医療センターの山﨑善隆副院長によると、「“呼吸筋”が衰え、十分な咳払いができず、外から入った菌を体外に排出しにくくなる」ということです。
カロリーやタンパク質を多く摂取して体重を維持することや、ストレッチや筋トレ、ウォーキングなどで筋力を維持・アップさせることも重要です。
ただ、20代~30代の若者の感染は少ないということなので、水回りの掃除などは若者が取り組むというのも対処の一つになるかもしれません。