重要性を増す目視観測

「初霜」の観測は、130年以上前の1891年から、また、初めて氷がはる「初氷」の観測は1932年からと、90年以上続いています。
経費削減や人員削減などの理由で、気象台の職員が行ってきた「初雪」などの長年続く様々な目視観測が今年から器械での観測に変わりました。器械ではできない、ひょうや虹、黄砂などの観測は無くなってしまいました。
その中で生き残ったのが「初霜」「初雪」など、ワラにバケツという何ともアナログ的なものを使った気象観測。できるだけ長く続けて欲しいものです。
RKB気象予報士 龍山康朗