日本全国、多くの気象台の庭には、ワラの束が置いてあります。これって何のためにあるのでしょうか。

ズバリ!霜の観測に使われているのです。

気象台の露場(ろじょう)と呼ばれる庭 置いてあるワラの束は何のため?

気象台の観測員は、毎朝ワラの束をじっくり見つめ、霜が降りていないかどうか見極めています。

その姿を想像すると思わずワラってしまいそうですが、いやいや、まじめな観測です。

この方法が霜の有無の判断にとても適していて、全国多くの気象台で採用されているとのこと。

ちなみに、写真はきょう12月20日に福岡管区気象台の初霜を観測した時に撮影されたもので、まさに、福岡の初霜観測の瞬間を捉えたものです。

バケツで観測しているのは・・・

そして、こちらのバケツも、多くの気象台で、あるものの観測に使われています。写真は、少し溶けかかってはいますが、バケツの中の水に氷が張ったかどうかを観測しています。

きょう12月20日は東日本・西日本の多くの地点で今シーズン一番の冷え込みとなり、福岡や神戸など8地点で初霜、福岡や横浜、京都、広島など9地点で初氷の発表がありました。