北陸新幹線の敦賀より西の延伸ルートをめぐって、与党の整備委員会は年内中に予定していた京都駅周辺を通るルートの絞り込みを断念しました。

一方で、地元の懸念や不安を払拭するために最善を尽くし、あくまでも「小浜ルート」で必要十分な予算確保を目指すことで一致しました。

北陸新幹線の敦賀から大阪までの未着工区間について、与党のプロジェクトチームは福井県小浜市や京都市を経由して新大阪駅に至る「小浜ルート」で決定をしていました。

しかし、小浜ルートの工事費が物価の高騰分を想定した場合、当初の2.5倍を超える最大5兆3000億円に膨れ上がり、工期も最長で28年に伸びるとの試算が示されました。

このため、石川県内の自治体などからは滋賀県の米原駅を経由する「米原ルート」を推す声が強まっています。