海外から沖縄を訪れる富裕層などに、地域の食文化や伝統を通して付加価値の高い新たな観光メニューを提供しようという実証事業が本部町で行われました。
その土地の気候風土が育んだ食文化や伝統などに触れ、楽しむことを目的とした観光は「ガストロノミーツーリズム」と呼ばれ、注目が高まっています。
16日、海洋博公園の熱帯ドリームセンターで県が行った実証事業には、観光事業者らが参加し、専門家のガイドを受けながらライトアップされた園内を巡りました。
メニューはミシュランガイドで星を持つ有名シェフが監修し、コショウやカカオなど、展示されている植物を使ったメニューや県産素材をアレンジした料理を楽しみました。

▽参加者
「沖縄という独特の文化を持ったところはすごく海外の方にも人気が出ると思う」
「こういった所(植物園)でお食事とお酒を楽しめるのは素晴らしい」
県は今後も事業を継続し、付加価値の高い観光メニューの創出と地域活性化を目指す方針です。(北部通信員 岸本幸平)