年末年始は帰省や旅行で自宅を空ける機会が増えてきますので、改めてSNSの投稿には気を付ける必要がありそうです。

“タピオカ写り込み”や“ピンボケ写真”で場所特定も

良原安美キャスター:
SNSの投稿で自宅が特定されてしまう危険性があります。

SNSなどに投稿された文章や画像から細かな情報を収集して、個人の住所などを特定する手法を「モザイクアプローチ」と呼びます。

国際大学GLOCOMの小木曽健客員研究員は「過去には実際に悪用された窃盗事件も起こっている」といいます。

例えば、自撮りとともに「天気が良いから家の近くをお散歩」という投稿です。一見、何も写り込んでいないように見えますが、マンホールが写り込んでいて、よく見てみると、「DOGENSAKA」と書かれています。

デザイン識別番号などが住所特定の要因になるそうです。「家の近くをお散歩」ということで、この辺りに住んでいるんだと特定されてしまう可能性があります。

さらに、タピオカドリンクで、場所が特定される可能性もあります。

表面に写り込んだ景色から撮影場所が絞り込めてしまいます。明るさなどを調整すると、複数のやしの木が見えてきました。

パッケージの情報などと組み合わせ、千葉県のある商業施設で撮影されたものと特定できたのです。

さらにピンボケの写真でも画像解析すると、ナンバーが読めてしまいます。ほぼ真横から写ったナンバープレートも補正すると、くっきりと数字が現れました。