負債額およそ64億円の大型倒産です。

金沢市と横浜市に本社を置く歯科専門商社の「ADI.G(エイ・ディ・アイ・ドット・ジー)」が民事再生法の適用を申請し、経営再建を目指すことが分かりました。

民間の信用調査会社帝国データバンク金沢支店によりますと、「ADI.G」は1957年に創業し、歯科医療用の器械や機材の卸売りを通じて、国内全域の歯科クリニックや総合病院向けに販売を広く行ってきました。

医療事務処理に使うシステム販売のほか、スポーツメーカーとのタイアップでマウスピースなども扱い、2019年5月期にはおよそ65億円の年間売上高を計上していました。

その一方で、今年に入って粉飾決算による不適切な会計処理を行ってきたことが発覚し、金融機関への支援を要請したものの、同意が得られなかったということです。

このため今回、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、抜本的な再建を目指すことになりました。負債はおよそ64億円が見込まれていて、石川県内では過去10年間で2番目に大きい負債額です。

「ADI.G」では今後も雇用を維持したうえで、経営再建に向け協力してくれるスポンサー企業を募る予定です。