2025年には、ほとんどの磁気テープが見られなくなるかもしれません。あなたの“思い出”、どう残しますか?
ユネスコも警鐘…2025年に思い出が消える!?
11月に『THE TIME,』で放送した“ビデオテープが見られなくなる問題”。
安住紳一郎アナは「見られなくなる?そんなことはあるまい。絶対そんなことはないと思う」と懐疑的でしたが、そんなことあるんです!

自宅に眠っているビデオテープの寿命は約20年。テープ自体の劣化に加え、デッキの生産も終了しているため、2025年には見られなくなる可能性が高まっているのです。
世界遺産などを選定する「ユネスコ」も、2019年に<マグネティック・テープ・アラート>を発し『テープに記録された映像や音声が消滅してしまう』と警鐘を鳴らしています。
“駆け込みダビング”どんなテープを?
ビデオテープ「2025年問題」を受け利用者が増えているのが、カメラ店や家電量販店などでのDVD化やデータ化です。
ダビング専門店の『ダビングコピー革命』(東京・台東区)では、郵送や持ち込みを含めて月2万本以上の依頼があり、現在2か月待ちの状態。
どのようなテープが届いているのか、特別にラベルを見せてもらうと…

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「<雲仙の夏休み><広島の夏><イギリスの夏><イギリスの短い夏>。この方夏大好きですよきっと」
さらには、<高校クッキング選手権>だったり、1本のテープに<8月飛行場で><9月日本海><11月夜のひととき>など細かく撮りだめたものも。

テープの中に残る“あの時”
ゆりさん(30代女性)が持ち込んだのは、「小さい頃の自分と弟」のビデオ。
中には、35年前のクリスマスに、祖父や両親に囲まれケーキのろうそくを消そうとする幼いゆりさんの姿が。

父親:
「これが今年のクリスマスケーキです。お母さんが作りました」
祖父:
「はい、やって下さーい!」「よいしょ!もう一回」「うまくいったー」
他にも、弟が誕生し初めて対面した時の様子など、家族と過ごした温かい時間が残されていました。
