自民党県連はきのう、来月行われる県知事選挙について、独自候補の擁立を断念し、現職の吉村氏を支援する方針を決定しました。

自民党県連が候補者を擁立しないのは、2013年、2017年に続き3度目で、吉村氏の支援を表明したのは初めてです。

自民党県連 遠藤利明 会長「いろんな意見がありましたが、支援をするということで決定をいたしました」

自民党県連の遠藤会長はきのう開かれた県内の支部長・幹事長・選対委員長会議で、来月行われる県知事選挙について独自候補擁立を断念し、自民党県連として
現職の吉村氏を支援することを決定したと明らかにしました。

知事選を巡っては、吉村さんが今月8日に、自民党県連に対し支援要請を行っていました。

これを受け遠藤会長が支部長らに諮ったところ、反対意見がありながらも最終的に全会一致で支援することが決まったということです。

これまで自民党県連は、前回2021年の知事選では大内理加さんを擁立するなど、野党系の支援を受け誕生した吉村県政とは対立する姿勢を取ってきました。

今回も独自候補の擁立に向けて動いていましたが。

自民党県連 遠藤利明 会長「政治とカネの問題もあって、自民党と一体となって知事として活動したいという人がなかなか探せなかった。吉村知事には自民党と政策、あるいは各種選挙がありますからこうしたことにしっかり信頼関係を持って協同で進んでいきたい」

自民党県連が候補者を擁立しないのは2013年、2017年に続き3度目で、支援を表明したのは初めてです。

県知事選挙に立候補を表明しているのは現職の吉村氏だけで、自民党が支援の姿勢を示したことで無投票となる公算が大きくなってきました。

県知事選挙は来月9日に告示されます。