「本の世界は死んでいないということを教えてもらった旅」

 まつり旅には書店への感謝の気持ちを伝えるとともに、もう1つ大切な思いがあります。

 (石川県の金沢市立中央小学校で講演する今村翔吾さん)
 「夢を目指して叶う人もいれば叶わない人がいるというのも現実問題あるんよ。みんなの夢は今からやれば絶対叶うと思っています。ホンマに何であっても。夢の光の部分を言いたいなと思って来ました」

 自らが30歳から小説家を目指して夢を叶えたことから、子どもたちに夢を持つことや人とのつながりの大切さを伝えたかったのです。

 (講演会に参加した子どもたち)
 「将来の夢は努力とか人との縁とかがあれば叶うんだよということを教えてくれたので、私も努力して将来の夢を叶えたいなと思いました」
 「私の中で夢は決まっていませんが、でも今村先生は30歳になっても夢は叶えられるよと教えてくれたので、夢は焦らなくても決まるんだなということを私は思いました」


 まつり旅は9月24日、デビュー作の舞台となった山形県新庄市でゴールを迎えます。

 (今村翔吾さん)
 「僕はまだまだ出版業界というか本の世界は死んでいないということを教えてもらった旅かもしれない。まだまだたぶんやらなあかんことやりたいこといっぱいあるなと思ったから、止まらないで」