岐阜県郡上市は「100歳の市民への祝い金」を廃止することを検討しています。
浮いたお金は中学校の給食費無償化のために使うということで、背景には、市長の危機感がありました。

岐阜県郡上市に住む日置きとさん、御年100歳。
郡上市は、ことし11月に長寿のお祝いとして日置さんに10万円と花束を贈りました。

(日置きと さん)
「うれしいのと恥ずかしい気持ち。もったいないから早く使えない。毎日朝晩、拝んでいる」
日置さんはもらった祝い金の10万円は使わずに貯金しているそうです。
しかし、郡上市は来年度からは100歳を迎えた高齢者へ贈る10万円の祝い金を廃止することを検討しています。
一体なぜなのか。市長を直撃すると…。

(郡上市 山川弘保 市長)
「100歳以上の予算を若い世代へ回すのは、給食費の一部に充当させていただく。若い世代に懸けてみたい」