「普段活動をやってる中で、ボランティアの側面もある。ボランティアっていうのは活動していく上で必要なことなのかどうなのかボランティアの是非についても話題があがりました」

「県以外の方も地域の方も含めて、誰でも語っていいものではないのかな。そうすることでプレーヤーが増える。もっと若い世代が震災を語っていけるのではないか」
研修での意見交換では、震災伝承のあり方について熱心な議論が交わされました。
(女性語り部)
「義務教育の中に上手に自然に組み込むのがいいんじゃないか。要するに教科書」
研修に参加した語り部の中にひときわ若い女性の姿がありました。

(五十嵐蘭さん)
「一番大事にしたいのは身近にいる町内の子供たちっていうのは力を入れて教えてってあげないとなって」
大槌町出身で、震災伝承に取り組む町内の団体で4年前から語り部の活動に携わる五十嵐蘭さん26歳です。

五十嵐さんは中学1年生の時に震災を体験しました。
津波で家が全壊し、父方の祖父母と母方の祖母を亡くしました。