強くて、どんどん増える…肉食外来魚は他にも

こうした状況に専門家は。

(岐阜大学 地域科学部 向井貴彦 教授)
「繁殖しているのは間違いなくて、半日で150匹はかなり多い。ブラウントラウトは何十年も前から色んな所で養殖されている。どこでも川に定着して増え始めるリスクはいっぱいある。日本の渓流魚よりも強くて、どんどん増えてしまうので、『渓流のコクチバス』と言ってもいい魚」

この「コクチバス」も肉食外来魚です。
去年の夏、岐阜県では繁殖が大きな問題となりました。

ブラウントラウトの駆除が行われた飛騨市から南西に70キロほど離れた場所にある郡上市のため池で、何者かが放流したことがきっかけとみられ大量繁殖。
県の職員ら50人がかりで駆除が行われました。