作業をSNSで発信…仕事ぶりを見た人から依頼が舞い込むように

 祖父が大工で、よく周りから手先が器用だといわれるという上村さん。現場を手伝ううちに大工の仕事を覚えていきました。しかし、通い始めて1年がたったころ、コロナ禍が始まります。

 (上村一暁さん)「逆に自分の店が(コロナ禍で)できなくなって、ほぼ大工の生活。普通に昼働く生活になっていきましたね。(大工仲間が)『店休んで現場ずっと来てくれたらいいよ』と言ってくれた」

 バーの休業中はみっちり大工中心の生活に。その日の作業をSNSなどで発信すると、仕事ぶりを見た人から依頼が舞い込むようになりました。
 
 (上村一暁さん)「『上村工務店します。依頼待ってます』とギャグで言ったら、みんなが『じゃあこんなんつくってよ』って連絡をしてくれるようになった」

 「自分はプロの職人じゃない」と話す上村さん。大事にしているのは、依頼者が求める空間を一緒につくり上げることです。

 1週間後、クラフトビール店に依頼されていたカウンターが完成しました。

 (上村さんに施工依頼した森凌平さん)「市役所前の広場で僕らの企画のイベントがあるので、そこで使わせてもらって感触を試したいかなって」

 (上村一暁さん)「できあがりは自分でも『おおっ』ってなるし。単純作業の繰り返しですけど、楽しいなって思いますね」