『新しいことに挑戦したい』と足を踏み入れた大工の世界

 9月上旬、上村さんは大阪府茨木市にいました。以前、内装工事に携わったクラフトビールの店から、イベント出店用のカウンターづくりを依頼されたのです。

 (上村一暁さん)「組み立て式にしてほしいと。ゴリゴリにビール屋さんというよりは、雑貨屋とかカフェみたいな雰囲気のものをつくってほしいと言われました」

 クラフトビール店で使わなくなった木箱を解体して、カウンターに再利用することにしました。

 上村さんがものづくりの道に足を踏み入れたのは5年前。バーの経営が安定し、新しいことに挑戦したいと考えていたころ、店のお客さんに紹介されたのが「大工」の世界でした。

 (上村一暁さん)「(Qそれまで大工経験は?)まったくなかったですね。物をつくることもあんまりしてこなかったです。(Q親方からしごかれたりは?)優しかったですね。だからいけていたと思います。ゴリゴリで指導されていたら、『自分の店があるのに怒られてまで…』という感じがあったかもしれないです」