頬が赤くなるいわゆる「リンゴ病」の感染が5年ぶりに広がっています。妊娠中の女性は注意が必要です。
両頬に赤い発疹が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる「伝染性紅斑」は発熱や咳などの風邪の症状がみられる子どもに多い感染症です。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科で今月1日までの1週間に報告された患者数は、2週ぶりに増加し前の週から1.75倍の1医療機関あたり0.89人で、およそ5年ぶりに感染が広がっています。
都道府県別では▼最も多い埼玉県で3.49人▼東京都で3.02人など関東地方の1都3県で警報レベルの目安となる「2人」を超えています。
基本的に症状は軽いものの、妊娠中の女性が感染すると胎児に影響が出ることもあるため、注意が必要です。
日本産婦人科感染症学会によりますと、これまでリンゴ病に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、6%が流産や死産、4%が胎児貧血などの異常を起こすということです。
感染力が高いのは発疹が出る前の風邪症状の時期のためリンゴ病と気づかないままうつされる可能性もあり、日本産婦人科感染症学会の川名敬副理事長は「妊娠中で感染が疑われるときは早めに医療機関に相談してほしい」としています。
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