もし値上げの通知が届いたら?弁護士「納得出来ない場合、話し合いの場を」

良原キャスター:
もし家賃の値上げの通知が届いた場合、上原弁護士によると「納得が出来ない場合は無視せず、話し合いの場を作る」とのことです。

その話し合いの内容ですが、▼値上げする根拠の資料を見せてもらう、▼家賃を段階的に上げてもらうなどの交渉の余地があります。冒頭にご紹介した7000円の値上げの通知をされた方は、最終的に4000円の値上げで合意したということです。
納得がいかず、値上げ通知を無視し続けてしまうと、裁判に持ち込まれてしまう可能性があるため、納得いかない場合は話し合いをすることが大切ということでした。
ホランキャスター:
借主から家賃の値上げについて聞かれた場合、貸主はその根拠を示さなくてはいけないので、基本的には常識の範囲内で家賃の値上げをお願いするということですよね。
上原弁護士:
物価などが上がった結果として、家賃を上げる必要が出てくるため根拠があるはずです。
井上キャスター:
これだけ物価高で、土地代も上昇しているので、家賃値上げの相談は増えていくでしょうね。
上原弁護士:
貸主も値上げせざるを得ない状況にあるかなと考えています。
井上キャスター:
その時に交渉できることを知っていれば、押し切られずに相談して必要な情報は提示してもらうことができますよね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
今回の情報は非常に役立つと思います。物価高の世の中で、コストも必然的にかかります。両者のバランスの問題になるので、まずはこういった情報を知っておくことが重要ですね。
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<プロフィール>
上原幹男 弁護士
検事を経て弁護士に 上原総合法律事務所を開所
賃貸住宅の家賃トラブル案件を数多く担当