【勝てない理由その1】得点力不足
小林さん「点が取れるのはたまたまじゃなくて、『期待値』の高いショットが打てるから得点が伸びていく」
小林さんが挙げたのは、1本のシュートを放った時にどれだけの得点が期待できるかを表した「期待値」というデータ。(※バスケ経験5年以上の選手のデータ)
例えば、相手にマークされた状態で放つ3ポイントシュートは平均的に成功率10%のため、期待値は『0.3得点』。
一方、相手にマークされずに放った3ポイントシュートの期待値は『0.9得点』と、相手にマークされた状態でのシュートとノーマークのシュートでは3倍の差があります。

つまり、例えトップ(リングの正面)の位置でパスを受けた選手でも、マークされた状態でシュートを打つよりコーナー付近にいる「相手のマークがない選手」にパスをしてシュートを打つ方が、得点に繋がる期待値が高いと話します。
小林さん「チェックされた3ポイントシュートを打たなければいけない。苦しいですよね」「Bリーグに入った選手はある程度シュートは入ります。より効率の高いショットをずっとできるかどうかにある、勝利の鍵は」
ただ、今シーズンは選手の半数が入れ替わった事や、指揮を執るヘッドコーチが新加入という事も影響し、「まだ思うように連携が取れていないのではないか」とも分析しています。