6日夜、岩手県内の東北自動車道の西根インターチェンジと滝沢インターチェンジの間の上り線で、車10台が関係する事故が発生しました。男性(53)が重傷で盛岡市内の病院に運ばれました。当時路面は凍結していて、50キロの速度規制が行われていました。事故により行われていた通行止めは7日午前0時20分に解除されました。

警察や消防によりますと、6日午後6時半ごろ、東北道上りの西根インターチェンジと滝沢インターチェンジの間の滝沢市内で、中央分離帯に衝突して追い越し車線で止まっていた乗用車に後続車が追突するなど、合わせて10台が追突したり車をよけようとして壁に衝突したりました。当時の天候は曇りで路面が凍結していて、50キロの速度規制が行われていました。乗用車に追突した車を運転していた埼玉県志木市の会社員男性(53)が鎖骨を骨折する重傷で、盛岡市内の病院に搬送されました。乗用車を運転していた仙台市の会社員男性(53)は車の外にいたためけがはありませんでした。
この区間の上り線は午後6時53分から通行止めとなり、車のレッカー移動の終了を待って路面の融雪作業が行われた後、事故から約6時間後の7日午前0時20分に解除されました。
6日の岩手県内は断続的に雪が降り、内陸を中心に積雪が観測され、各地で路面の凍結が起きていました。警察は厳寒期を迎え、「道路の状況に合わせた速度で走行してほしい」と注意を呼びかけています。