◆ケニアの難民キャンプ

首都ナイロビからさらに飛行機で移動して着いたのは、難民キャンプのカクマです。前回設置した「ためとっと」は、現地の施工業者などの手によって完成し、使用できる状態が維持されていました。水質も給水車の水を上回る数値だということです。

一方、新たに設置する「ためとっと」は仕上げの作業を手伝うはずでしたが、工事が進んでおらず掘削からのスタートです。現地ではブルドーザーも珍しく、子供たちが見物に集まってきます。

大建 松尾憲親社長「今回、機材のトラブルとかいろんなトラブルが、発展途上国にはありがちなそういった状況の中で、少し予定が延びてしまって、僕らの滞在が3日延びて対応した」

◆現地の人達と一緒に
「ためとっと」には、建物の屋根に降った雨水を雨樋に集めて流し込みます。雨樋からうまく流れるようにするのも大切なポイントです。やっと材料も届いて、作業が本格化しました。

大建 松尾憲親社長「時間的な感覚が、いいか悪いかは別にして緩やか。日本人の感覚からすると予定通りにいかないなというところは往々にしてあるなっていうのは感じますね」

予定通りに進まないことはあるにしても、現地の人たちと一緒に作り上げるということに意味があると言います。
大建 松尾憲親社長「海外から来て作って帰りますとなると、彼らはなんの愛着もないんですね。実際そうやって国際協力で作った井戸がかれてしまって壊される。現地の方と一緒につくることで壊れれば、愛着があるので修繕しようという流れにつながるので、協働に意味がある」















