26年ぶりの日本一に導いた横浜DeNAベイスターズ・三浦大輔監督(50)。令和初、リーグ3位から史上最大の下克上でチームを頂点に導いた指揮官のマネージメントの秘訣と人物像に迫るべく、現在、スポーツ新聞社、中央競馬担当記者である長女・三浦凪沙(みうら・なぎさ)さんにインタビュー取材をした。素顔の“ハマの番長”の秘話が明かされた。
“普通の父親”三浦大輔
Q.普段の三浦大輔監督はどのような感じか
三浦凪沙:本当に普通の父親です。
Q.監督としての悩みなどを家庭に持ち込んでいるか
三浦:いつも帰りの車中でオンとオフの切り替えはしていると思うので、家に持ち込んでいる感じはしません。もちろん負けたときは気を使いますが、私は普通に接しています。母がそういうのは全部引き受けてくれています。2人で話したほうがいいと思うので、なにか話し始めたなと思ったら、私も気遣って違う場所に行ったりしますね。
Q.いろいろデータを見たり、考えている素振りは
三浦:ナイターゲームの後でも、夜中に野球用の手帳を開いて、「明日はこうだな」など言いながら考えている姿は見ます。
Q.近寄りがたい雰囲気は
三浦:考えることがいっぱいあると思うので、邪魔をしないように気をつけています。ただ、怖いなんてことは全くないので、必要なことであれば普通の会話もしますよ。
ハマの番長vs愛犬“ルーキー”
Q.家族しか知らない三浦監督の秘密は
三浦:犬と母を取り合っています。“ルーキー”という愛犬がいて、その子が母のことが大好きなんです。なので、父が母に話しかけると、二人の間に入って母を守ろうとするんですよ。寝るときは「早く2階に上がれ」と言わんばかりに階段のほうに追いやって、出かけるときは「早く行け」と言わんばかりにドアのほうへ追いやります。噛んだり飛び掛かったりするわけではなく、牽制するような感じです。仲が悪いわけではないんですけどね。私と弟にはしないので、母を取り合っているように見えます。
Q.そういったところも少し癒しになっている
三浦:そうですね。休みの日はよくお散歩に行っていますし、癒されていると思います。