マイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」について。12月2日から本格運用が始まりましたが、青森県六戸町で町民671人分の国民健康保険の負担割合を誤って登録していたことがわかりました。

六戸町によりますと、12月2日に医療機関を受診した町民から「先月と今月で国民健康保険の負担割合が違うと言われた」という相談を受けました。

町が確認したところ、医療機関などが確認できるオンライン資格確認システムに、誤った負担割合が登録されていたということです。

12月2日と3日の2日間、本来2割負担の659人分。本来10割負担の12人分がいずれも、3割負担で登録されていました。

誤った登録は4日までに修正したということです。

町は、「マイナンバーカード」と「健康保険証」を一体化する作業の中で、登録するシステムに誤った負担割合を送信したことが原因としています。

誤った負担割合の状態で医療機関を受診した町民の把握には数か月かかる見通しで、町では影響を受けた町民がわかり次第、個別に通知をおこなって、負担金の還付や納付を行うとしています。