自治体に寄付をして特産品などの返礼品が送られてくる、ふるさと納税。
12月末までに申し込むと今年の所得税や来年の住民税の控除の対象となるため、いわゆる駆け込みで申し込む人が増えています。
一方で、偽の申し込みサイトによる詐欺被害も増加しているといいます。
警察が指摘する「偽サイト」

福岡県警 サイバー犯罪対策課 的野史孝 次席「ふるさと納税の駆け込み需要を狙った偽サイトが多く、お金だけを騙しとる被害がこの時期よく確認されます。」

こちらが福岡県警が指摘する「偽サイト」。「ふるさと納税」という文字のあとに、実在する大牟田市の企業が記載されています。返礼品としてその企業の商品画像も掲載されています。
サイトには寄付金の用途も書かれていて子育て支援や観光振興などの文字も。
実際に申し込みをしようと「カートに入れる」をクリックすると、申し込みページに入りました。
しかし、入金しても商品は届かないといいます。
福岡県警 サイバー犯罪対策課 的野史孝 次席「返礼品は届くまで時間を要するがいつまで経っても届かない寄付先に問い合わせても、もうその時は連絡がつかない。」