病気になる前の自分のフルマラソンのタイムを超えよう
コロナ禍も重なり、孤独な入院生活で始まったリハビリ。
そんな中でも松本さんを奮い立たせたのが青島太平洋マラソンへの出場でした。
(松本洋和さん)
「ちょうど1年後の12月に開催される『アオタイ』で絶対にランナーとして復帰しようというのと、(この症状が)治らないんだったら、この病気を克服したという確信できるものが欲しいなと思ったので、一番分かりやすかったのが病気になる前の自分のフルマラソンのタイムを超えよう」

ランナーとしての目標を胸に、ひたむきにリハビリに励んだ松本さん。
発症したばかりのころはナースコールさえも押せない状態でしたが、1か月後には退院、3か月後には職場復帰を果たしました。
(松本洋和さん)
「ここで諦めたら人生終わるかもしれない、自分が戦うべき相手は人じゃなくて過去の自分。病気になる前の自分を超えていくんだと明確な目標があった」
