女性がフリーランスを選ぶ理由「育児や介護」が上位

▽比嘉美沙子さん
「子どもたちの学校行事とか、体調を崩したときに対応できるように」

フリーランサー個人が仕事を請け負う仕事は、ウェブのデザインやIT関連、美容まで多岐にわたる。その数は年々増えているが、総務省の調査によると、男性がフリーランスを選ぶ理由のトップが「専門的な技術の活用」なのに対し、女性は「自由な時間で働く」「育児や介護のため」が上位となっている。

もともと印刷会社でデザインなどの仕事をしていた “船長” 仲本さんは、子育てをきっかけに働き方を見つめ直し、家族との時間を増やそうと、2018年にフリーランスの道を選択した。

息子の一頂くんを学校へ送ったあと、帰宅する時間までが仕事。夕方には終えるのが紫織さんの働き方だ。夕方以降や土日は、仕事をしないと決めている。しかしキャリアチェンジして間もないころは、働くペースをうまくコントロールできなかったという。

自宅で働く仲本紫織さん



▽OFNE “船長” 仲本紫織さん
「ほぼ徹夜みたいことをしたりしていて。子どものことを見守りたくてフリーランス生活を選んでいるのに、全く意味ないなと思った瞬間があった。たぶん(フリーランスは)みんなあるんじゃないですかね」

紫織さんの夫、博之さんは、CM制作などを手掛ける会社を経営している。自身が起業した時期と紫織さんがフリーランスの道を選んだ時期が重なっていたこともあり、当初は不安があったと話す。

▽仲本博之さん
「今はそういうコミュニティ(OFNE)をやっている場合じゃないだろとか、固定収入で働いてほしい、みたいな気持ちは正直あって。それで喧嘩になった」