食堂の畳間に置かれた大きな机の前に座り、パソコンの画面に集中する人たち。もくもくと仕事をするのは全員、組織や会社に所属しない、フリーランサー。よく見ると、全員女性だ。
この女性たちは、フリーランサーに発注される様々な仕事をシェアする「Okinawa Freelance women’s network」、略して「OFNE」(オフネ)のメンバー。

「OFNE」が様々な企業から請け負う仕事の中にやってみたい仕事があれば、メンバーは自ら手を上げて受注することができる。文章を書く仕事に興味があるという桃原佳奈さんは、ある仕事に関心を持った。
▽OFNEメンバー 尾崎直子さん(2児の母)
「公園取材、どうですか? 公園に行って何枚か写真を撮って記事にする仕事」
▽OFNEメンバー 桃原佳奈さん(1児の母)
「公園、いいかも。最近ちょっと外に出られるようになったので」
「お船」というだけあって「船長」を名乗るリーダーは、この積極的な姿勢がフリーランスにとって大切だと話す。

▽OFNE “船長” 仲本紫織さん(4児の母)
「やっぱり最初の一歩は自分で踏み出してほしい。シェアされた仕事をやってみようと、まず踏み出す。自分で狩りにいかないと仕事は取れない! 」
「フリーランスは狩猟民族」と笑い飛ばす「OFNE」のメンバー。女性ばかり100人以上が参加している。彼女たちがフリーランスを選んだ理由はいったい何だろうか。