別の女性僧侶も被害に 「師匠が全て」と教え込まれ…
叡敦さんの告白を受け他の宗派でも被害を訴える声が上がり始めた。今年10月、会見を開いた千葉県に住む40代の女性僧侶・Aさん。
(Aさん)「(なぜ)私の服を脱がせて体を触っているのか、なぜこんなことをするのか、本当に意味がわからず、混乱して本当に頭が真っ白になっていました」
2009年、母親も信仰する160年あまりの歴史をもつ仏教の宗派「本門佛立宗」に入信した。出産や子育て、自身の病気などで悩みを抱えたAさん。母親のすすめで千葉県にある妙恩寺の深澤幸久住職(59)に相談をするようになり信頼を深めていった。
(Aさん)「お導師(深澤住職)のおっしゃることが正しくて、お導師から教えていただいた通りにさせていただければ、絶対に悪いほうにはならないって、私だけじゃないんですけどそういうふうになって。私もすごく信頼して」
2021年には出家を決意し、深澤住職を師匠として修行を始めた。ところが、その頃から住職に「服従」するよう教え込まれたという。
Aさんが住職の教えを記録したノートには…
【ノートより】「自分の考えをすてなさい」「師匠が全て」