「いやらしい気持ちがお導師にあるわけがなく『なんなんだろう』と」
そしてAさんは2022年から服を脱がされ身体を触られるなどの性被害を日常的に受けるようになったという。しかし、当時は…
(Aさん)「ちょっと『えっ』とは思ったんですけど、ただ、そもそもそんないやらしい気持ちがお導師にあるわけがなくて、『なんなんだろう』って思っていて、本門佛立宗の教えとしてこれが正しいのか、どうなんだろうってすごく考えていた」
葛藤していたAさんだったが、去年、別の女性住職に相談。こうした行為が正しくないと気付き、警察に被害を打ち明けた。深澤住職はAさんが信頼し拒絶できないことを利用して、服をめくり上げ胸や陰部を触るなどのわいせつな行為に及んだとして逮捕・起訴された。
Aさんは被害を受けてから気持ちが不安定で精神科に通院しているが、事件と向き合おうと深澤被告の裁判に出廷している。
裁判で深澤被告は起訴内容を認めた上でこう述べた。
(深澤被告)「本当に申し訳ありませんでした。許してください」