2人の上下関係は? 判決は12月12日

和美被告から脅されていたと話す岡村被告。

弁護側から「最後に言いたいことは?」と尋ねられると、「シムラから解放されたいです。助けてください」と震える声で答えた。

また、19日に行われた和美被告の証人尋問では和美被告の姿を見た瞬間震えながら泣き出し、和美被告を直視しないようにしていた。

全く異なる2人の主張。真実はどこにあるのか。

検察側は、「『和美から北朝鮮への拉致、殺害等をほのめかされ、和美が怖くて従わざるを得なかった』という主張について、そもそも荒唐無稽というほかない」「和美被告より上位の立場であることを利用し、自らの手は汚さず和美被告に実行犯を担わせ、大半の利益を得ていて狡猾」などとして懲役27年を求刑。

弁護側は、改めて無罪を主張した。

判決は12月12日に言い渡される。