冬アイスが定番化するなか、“進化系”ソフトクリームの人気が高まっています。

変わった形が続々と

実は、ソフトクリームは秋冬が“旬“だって知っていますか?
東京・品川区にある、季節のソフトクリームなどが人気の店で聞いてみると…

『喫茶ベレー』根本しのぶさん:
「乳牛は、夏は暑くて食欲が落ちてしまう。冬は食欲旺盛になる分、脂肪分の高いまろやかでコクのある牛乳が採れるので、冬の方が美味しいコクのあるソフトクリームができる

そんなソフトクリームに、近年さらなる変化が!街ゆく人に聞いてみると…
「色んな形がある。可愛かったりそういうところに惹かれる」
「やっぱり見た目にインパクトがあると気になる
などの声。

SNSの投稿を見ても、丸みのあるものから、細い麺のようなものまで、色んな形のソフトクリームがあふれています。
一体どうやって作っているのでしょうか?

クリームの形を決めるのは「出口」

ソフトクリーム業界で国内シェア50%以上を誇る『日世』を訪ねると、見せてくれたのが、平たい板に★や●などの穴があいた「絞り口」

「クリームの形は出口の形で変わる」とのことで、広く使われている「★型」をはじめ12種類も作っているといいます。

例えば「モンブラン」と名付けられた絞り口は、小さな丸い穴がいくつもあいていて、そこからクリームを出すとスパゲティの麺が網目状にとぐろを巻くような、カワイイ不思議なソフトクリームに。

「ギザギザ」という名の絞り口は、内側に細かいギザギザのついた長方形の穴から、平べったい板状のソフトクリームが出てきます。
それを折りたたんで重ね上げていく独特のスタイルは、インパクト抜群です。