使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に向けた調査が進む山口県上関町で町議会が開会しました。
議会冒頭で西哲夫町長は「慎重に分析を進めてもらいたい」と述べました。

西哲夫 上関町長
「今後、各種分析結果をまとめて町に報告があると思いますが、見通しでは今後半年程度かかると言われております。いずれにしても、慎重に分析等を進めてもらいたいと考えております」

使用済み核燃料の中間貯蔵施設をめぐっては、中国電力が2024年4月から活断層の有無などを調べるボーリング調査を行っていて、11月、予定していた11本の掘削作業が終了したと発表していました。

今後、掘り出したサンプルの調査結果がまとめられ、建設が可能かどうか判断されますが、町長によると、分析には半年ほどかかる見込みだということです。

西町長は、「町の将来に必要かどうかをしっかり議論し、しかるべき時に判断するための知見を高めておいてほしい」と議員や町民に呼びかけました。

町議会の会期は12月11日までで中間貯蔵施設などについて論戦が交わされる見通しです。