山口県防府市の山陽道で11月28日、逆走の乗用車とワゴン車が衝突して2人が死傷した事故で逆走した乗用車は山陽道につながる自動車専用道路から入り、およそ20キロにわたって逆走したと見られることが分かりました。

事故は、先月28日午後7時ごろ防府市佐野の山陽道下り、防府西・山口南インターチェンジ間で逆走してきた乗用車がワゴン車と衝突したものです。

乗用車を運転していた岩国市の男性(59)が死亡。ワゴン車の、宇部市の男性(40)が足の骨などを折る大けがをしました。

警察のその後の調べで、逆走の乗用車は山陽道につながる国道2号の自動車専用道路に山口市の岡屋インターチェンジから入ったと見られることが分かりました。

事故直前には、岡屋インターチェンジから事故現場までの間で、「逆走車がいる」などの通報が相次ぎましたが、岡屋インターチェンジから西では、通報はなかったということです。

現場まで、およそ20キロにわたり逆走したとみられ、岡屋と大原のインターチェンジ間で別の車との接触事故も起こしていたとみられています。

警察は逆走の詳しい原因などを引き続き捜査しています。