2023年の大雨で被災した厚狭川について、抜本的な河川改修の方針が定まり、来月にも地元で説明会が行われる予定であることが4日、分かりました。

厚狭川は県が管理する二級河川で、2023年7月にかけての大雨で大きな被害が発生しました。測量や設計を経て定まった河川改修の方針では、美祢市のおよそ12キロを事業区間とし、堤防の設置や橋の架け替えなどが行われます。家屋の浸水被害が大きかった区間を早期に実施し、工期はおおむね10年、費用はおよそ60億円を見込みます。

関係者によると、全体の工期を短縮するため事業区間を4つのブロックに分け、極力並行して施行する予定で、早いところでは再来年度に終了予定とされています。来月にも地元全体での説明会を、来年2月から各地区での説明会を開催。来年度(2025年度)から用地買収や工事に着手する予定です。