“ふてほど”舞台 昭和時代の流行語は「究極」「新人類」「激辛」「おニャン子」

この「不適切にもほどがある!」の舞台となった1986年にも新語・流行語大賞がありました。このときは「新語部門」と「流行語」の2つに分かれていました。
新語部門の金賞は「究極」。漫画「美味しんぼ」にでてくる「究極vs至高」から選ばれたという事です。「究極のメニュー」がグルメブームの火付け役にもなったということで、新語部門の金賞になりました。
一方、流行語部門の金賞は「新人類」。
今で言うと「Z世代」のような形でしょうか?新しい価値観の若者たちを指す名称で、“何となく話が通じない”というネガティブな意味で使われていた「新人類」。
それまで「新人類」と言われると、ネガティブなイメージがありましたが、新しい時代の野球像を作るくらい活躍し、「新人類はすごい」というポジティブな意味で、西武ライオンズを日本シリーズ優勝に導いた、清原和博選手、工藤公康選手、渡辺久信選手が受賞しました。
その他、新語として「激辛」「ファミコン」「おニャン子」「150円台」「亭主元気で留守がいい」などが入りました。