大きな災害につながるおそれのある、高圧ガスの事故に備えます。山口県・周南地区のコンビナートで高圧ガスの輸送中に事故が起きたことを想定した防災訓練がありました。

防災訓練は消防や警察、周南地区のコンビナート事業所などからおよそ230人が参加しました。

山口県高圧ガス保安協会などが、防災意識を高めるために毎年、開いています。

訓練は、高圧ガスを輸送中に事故が起きたことを想定して行われました。ガスの種類によって対処方法が異なるため、アンモニアガスやLPガスなど3種類に分けて行われました。

ガスは、漏れ出したもとをたって、爆発や周囲への拡散を防ぐため冷却することが基本です。

また専門知識が必要な場合があるため、コンビナートの事業所との連携も重要になります。

県高圧ガス保安協会・野村敏之専務理事
「幸い山口県ではこういった事故は起こっておりませんが事故がおこってないからこそ地道にこういう訓練をやっていくべきだと思っておりますので毎年行っておるところでございます」

高圧ガスの事故対応する訓練は、岩国、周南、宇部小野田それに下関の4つの地区で、順番で毎年行われています。