熊本県内では175匹が捕獲

熊本県によりますと、県内では、初めてアライグマが見つかった2010年以降、175匹が捕獲されました。ただ、立田山で確認された個体はまだ捕まっていません。

約9年前にアライグマが初めて確認された熊本市は、捕獲に力を注いでいます。

熊本市 環境政策課 時松秀太さん「今年の8月から10月の期間には熊本市で合計12か所のわなを設置していました」

月に10回以上、市と契約した猟友会のメンバーなどがわなの点検や確認を行っていて、今年はすでに、去年の捕獲数を上回る17匹を捕獲しました。

熊本市 環境政策課 時松秀太さん「威嚇をする個体もいて、吠えたり人に向かってきたりするような動作をする個体もいる。非常に危険だなという認識がある」

一方で、隣の福岡県や大分県では、年間1000匹ほどの捕獲実績があることから、熊本市は今年、これらの県で使われているわなを熊本工業高校の生徒たちに作ってもらうことにしました。