社員の家族もねぎらう福利厚生

自動車のリサイクルを行う「長崎リパーツ」など、県内と鳥栖に6つの事業所を構える吉川金属商事(吉は下の棒が長い)。

吉川金属商事 吉川忠宏専務:
「2年に1回社員旅行に行きます。この前は北海道だったんですけど、コロナの前は海外旅行に行っていました。7月には納涼船で花火大会、社員の家族全員呼んで行います。総勢100名以上の人数で参加するということもしました」

この他にも、ゴルフ大会や焼き肉店を貸し切っての慰労会、そして企業対抗で行われる運動会イベントにも参加しています。会社として、主に社内の結束力を高める効果が期待できる福利厚生に力を入れていることが分かります。

吉川金属商事 吉川忠宏専務:
「お世話になってる家族の方にも、子供さんたちもいっぱいいますので、ぜひ楽しんでもらいたいので採用しました」

社員の満足が「会社の力」

ことし9月から始めた取り組みもあります。事務所の中にある社員食堂で、「100円または200円で食事を取れる」というものです。

レンジアップですぐに食べられる、栄養バランスも考えられた商品。1品500円程度ですが、差額を会社が補助しています。

吉川金属商事自動車リサイクル山下圭介グループリーダー:
「近くに食事ができる所がないので、社員も喜ぶんじゃないかと」

食堂利用の従業員:
「ヘルシーな野菜とかも食べれますし」
「やっぱり100円とか200円で低価格で買えるのが(嬉しい)」

吉川金属商事 吉川忠宏専務:
「やっぱり社員の満足度を高めることが定着にも繋がりますし、それが会社の力、財産となると信じてますので」

【住】社員旅行で海外や北海道に行ったり、家族全員で花火大会なんですね。
【平】吉川金属商事の福利厚生制度について、先ほどの表を見てみると、社員旅行や納涼船などは10位の「レクリーエーション」に該当します。一見、労働環境づくりには無関係のようですが、コミュニケーションを取ることで良い人間関係を築くことができ、結果として、働きやすい職場環境造りに繋がるということですね。

【住】100円で食べられる社員食堂という取り組みもありましたね。
【平】若い従業員の多くが、栄養が偏った食事を取っていたことを改善する目的もあったそうです。そういう意味では「各種補助」だけでなく、8位の「健康増進」にも該当します。