「みんな『学校に行け』って言う」毎日、母親と押し問答も…

文部科学省の「問題行動・不登校調査(2023年度)」によると、不登校の小中学生のうち、学校が「先生との問題があった」と把握しているケースはわずか3%。一方、文科省の別の調査では、不登校になった本人のうち約30%が「“先生のこと”で学校に行きづらくなった」と答えています。

不登校になった隆くんに、母親は登校を迫りました。

小山隆くん(仮名)の母親
「毎日が本当にケンカじゃないですけど『行け!』『行かない!』みたいな押し問答で」

小山隆くん(中学2年生・仮名)
「親に『死ね』ってメールで送って、だいぶケンカになりましたね。自分の気持ちに気づいてもらえないし、やっぱりみんな『学校に行け』って言う。でも自分はいけないし、助けてもらえないから、“みんないなくなっちゃえ”的な感じで(メールを)送ってました。何回か本当に『どっかから落ちて死のうかな』とか考えて」

中学に入っても教員への恐怖心が抜けず、登校できませんでした。