すり替えトラブルに巻き込まれたら メルカリ側は取材に…

井上キャスター:
トラブルにあった場合について、メルカリに取材をしました。
【今後“すり替えトラブル”にあったら】
●メルカリ ヘルプセンターに連絡
●商品回収センターで商品の目視確認
●取引の経緯や過去の利用状況の確認
→不利益と判断した場合、原則被害額の全額補償
ホランキャスター:
この補償制度を悪用する可能性もあるのではないでしょうか。
消費者問題に詳しい 牧野和夫弁護士:
メルカリ側に「被害者だ」と嘘をつく人も出てくるでしょう。メルカリはまだそこの部分を見抜くことはできないですよね。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
そうなると「物を売りたい人」「物を買いたい人」を直接繋ぐ便利なサービスが成り立たなくなってしまいますね。

井上キャスター:
“すり替えトラブル”にあってしまった場合、出品した商品は戻ってくるのでしょうか。メルカリ担当者は「現在は未然に防ぐ対策の強化や補償がメインのため、今のところは回収は予定していません」といい、回収する手立ては難しいようです。

過去に“すり替えトラブル”にあった方は「今までメルカリの対応が不十分だったことは認めている。前に被害に遭った人への対応は全く触れられていなかった」と話しています。
過去のトラブルについてメルカリ担当者は「過去のトラブルでも対応します。届いたものをメルカリに送ってスタッフが目視などで確認、双方にヒアリングも考えている」ということです。
消費者問題に詳しい 牧野和夫弁護士:
悪い人が隙間に入らないよう、仕組み自体を変えていくことです。まずは「本人確認」です。ただ「表現の自由」を保障している憲法の問題があるため、個人の発信者情報の開示はなかなか難しいところがあります。
インターネットを使用する際はマイナンバーみたいに各自番号を持って紐づけできればいいと思います。
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<プロフィール>
牧野和夫 さん
弁護士 企業法務や民事事件を主に担当
美容エステサロンの顧問弁護士を務める
松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父