災害時に支援が遅れがちな要援護者への対応を強化するため、保健師や行政の担当者などでつくる福祉チームが、熊本県和水町で訓練を行いました。

訓練を行ったのは、熊本県災害派遣福祉チーム「熊本DWAT(ディーワット)」です。

熊本DWATは、2020年の7月豪雨をきっかけに生まれ、災害が起きた時には、福祉避難所で高齢者や障害者の支援などに取り組みます。

きょう(25日)の訓練は、約50人が参加して、和水町で震度6弱の地震が起きたとの想定でスタート。参加者は、福祉避難所の開設や、障害がある人の車中泊への支援などに取り組みました。

町が福祉に重点を置いた訓練は初めてで、今後は社会福祉協議会などとの連携強化を図るとしています。