岡山県出身で県外の大学に進学した学生のUターン就職率が、昨年度、過去最低になったことが分かりました。

岡山県によりますと、県外の大学に進学した学生が、岡山の企業に就職する「Uターン就職率」は、県が調査を開始した2016年度は40.4%でしたが、昨年度は30.9%と過去最低となりました。

県は、新型コロナウイルス禍で高まった地元志向は薄れ、「売り手市場」を背景に流出が加速しているとみています。

Uターン就職率をエリア別にみますと、関東が12.5%、近畿が22.0%、中四国が44.4%と岡山から遠いエリアほどUターンしない傾向が見られます。

県の労働雇用政策課は、「学生に対し、地元企業や岡山で働くことの魅力を発信し、県内就職を促していきたい」としています。