投開票日3日前に「明らかな戦略ミス」
選挙戦中盤、「広沢さん一歩リード」との報道を受けて、広沢陣営は引き締めを、大塚陣営は戦略の練り直しを迫られた。
まずは、存在感を出そうとポスターを大塚さんの顔のアップに変え、訴える政策も給食費などの「3つのゼロ」をポスターに明記した。
このポスターを全て張り替えたというから、その組織力には舌を巻く。ちなみに、名古屋市内のポスター掲示板は2724か所もある。
また、地元の自民党の市議会議員の応援演説もスタート、さらに大塚さんの古巣・国民民主の玉木代表も駆けつけたが、これこそが既存の政治体制にNOを突きつけてきた河村さんの土俵に上がることにならなかったのだろうか。
陣営のひとりが「明らかな戦略ミス」と投開票日3日前に嘆いていたが、私は事実上の白旗と実感した。
結果は広沢さんが大塚さんに13万票差をつけての圧勝となり、河村劇場名古屋公演、主人公を代えて続くことになった。

